資格で実現できるワークスタイルについて
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資格取得のメリットのひとつは、自分の好きなワークスタイルを選べるということ。たとえば、中小企業診断士を取得すれば、経営コンサルタント会社を起業することもできるし、フリーのコンサルタントとして活躍もできます。企業内でも数字に強く経営センスのある人材として高い評価を受けるでしょう。
また、センス系の資格、たとえばリフレクソロジー関連の資格を取得すれば、サロンでパートタイマーとして働くこともできるし、社員への登用も可能です。実力と顧客がつけば、街にサロンをオープンすることも不可能ではありません。
こうして自分の望むワークスタイルを実現するには、資格を取得するだけではなく、その後に努力を積み重ね、抜きん出た実力を身につける必要があることは言うまでもないでしょう。道のりは平坦ではありませんが、せっかく資格を狙うのなら、はじめからそうしたプロフェッショナルを目指していきたいですね。
そのためにも、目指す資格でどのようなワークスタイルが実現できるかを事前に調べておきましょう。それがわかれば将来の夢も大きく広がり、それが原動力となって、困難な資格試験でさえ突破できるでしょう。
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■ 独立・開業する |
独立・開業が可能な資格はたくさんあります。弁護士や司法書士などは法律系事務所として開業できます。公認会計士なら税理士事務所。美容系のサロン経営なら、リフレクソロジーやネイリスト、アロマテラピーの資格が有効です。調理師やバーテンダー資格なら飲食店の出店も可能です。
独立・開業というと開業資金がかさむというイメージがあるかもしれませんが、何もはじめから大きなリスクを背負うことはありません。法律・会計系やサロン系なら自宅でも開業できます。うまく軌道に乗れば、規模の拡大も見込めるでしょう。
また、独立を成功させるには専門知識・技術だけでなく、営業センスも必要です。一度社員になってそのあたりを学んでおくのが賢明でしょう。
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■ フリーランスになる |
フリーランスは知識や技術、ノウハウで勝負するものです。資格はそうした実力を額面で示してくれるため、フリーランスのような会社に頼らない働き方こそ、資格の恩恵にあずかれるともいえるでしょう。そうしたフリーランスの仕事を後押しできる資格といえば、語学系であれば通訳案内業、通訳技能検定など、IT系技術者であれば各種ベンダー資格などがあります。ビジネス系なら、経営コンサルタントには中小企業診断士が、ファイナンシャル・プランナーにはFP関連資格が、エンジニアには技術士が強い味方になってくれるでしょう。
フリーランスを成功に導くカギは人脈です。その構築のためにも、企業経験やスクール受講もおろそかにはできません。
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■ 会社で働く |
これまでは、外資系企業はスペシャリストの集団で、日本企業はゼネラリストの多い組織といわれてきました。ですが、経営状態が上向かない日本企業などでは、考え方が変わってきています。有資格者など、専門職が求められるようになったのです。TOEICが昇進・昇格の条件になったり、税理士、中小企業診断士、社会保険労務士がこれまで以上に優遇されるようにもなっています。もちろん外資系企業では実務に直結するCPAやPEなどの評価は依然高いままです。
一方で先行きが見えず、資格を得ても独立に踏み切りづらいご時世なためか、企業の中でその知識や技術を活かそうと考えている人も増えています。これからしばらくは、そうした働き方が増えるのではないでしょうか。
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■ 派遣で活躍する |
持っていればそれだけで時給が上がるという資格は少ないですが、派遣社員は特定分野の経験や実力がものをいうため、それを証明する意味でも資格はなるべく取得しておいたほうがいいでしょう。語学をアピールしたいのならTOEICなどを、経理関係の力なら簿記検定試験を、文書整理ならビジネス文書検定を取るのも意味があります。
また、IT業界への技術派遣者を狙うなら、資格は実績と並び、より雄弁にあなたの実力を証明してくれます。各種ベンダー資格、コンピュータ言語系資格、CAD資格などはあなたの評価を上げ、時給にも反映されるはずです。実力さえあれば正社員への道も開けるでしょう。もしそうした願望があるのなら、より資格を有効に活用しましょう。
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